お客様本位で誠実に

岸　卓志

現在～今後の仏壇業界について

核家族の世帯が多くなり、朝晩に手を合わせ、仏様のお給仕をするという日常の風景を見ていない世代というのを良く耳にします。
信仰心、宗教観の薄れ、先祖を軽んじる現代人などと言われるようになりました。
しかしながら、大切な家族や友人に不幸があった時、誰しもが熱心に手を合わせ冥福を祈ります。
丁寧に供養しようという心が芽生え、同時に今生きていることへの感謝の気持ちを再確認する。日本人の生まれ持った心の美しさは今も昔もかわりません。
心の豊かさこそ真の豊かさ。
お仏壇の仏様に手を合わせ、ご先祖様、故人様と対話し供養するという風習は形こそ変わっても日本人の根底として続いていくことでしょう。

お客様にどのようなサービスを提供することを心がけた経営をしているか？

第一にお客様に喜んでいただくことに尽きます。当店のスタッフに言い続けていることがあります。「ありません、できません」ではなく「お探しします、努力いたします」という心構えと、それを行動にうつすことです。
お客様のご要望にお応えすることで、お客様に喜んでいただく。さらにそれをやりがいにスタッフのサービスが向上し、またより良いサービスの提供につながります。

自社のセールスポイントは？

商品の品質、材質、品揃えに全社員がこだわりを持っていること。それは良質な商品を提供するために欠かせず、最も大切なことです。
　そして新品の商品をお勧めするだけでなく、お客様のお品に対する愛着などを感じとりながら修理・修復という「お直し」を提案していること。代々受け継いでいる仏壇、仏像、位牌、掛軸、念珠などを可能な限り綺麗に再生することです。
修理・修復は作業工程と完成図を想像しながら、どの様に直せるかをお客様に説明をします。当店スタッフの質の高い経験と知識によって承ることができます。
「お直し」はお客様に大変喜んでいただけるサービスです。